最近、目覚めの悪さに悩まされていた。
スマートフォンのアラームアプリで細かく時刻を設定しても、鳴る度にアラームを止めてまた眠ってしまい、なかなか起きられないこともしばしば。
睡眠時間を多めに確保してもなかなか目覚めが良くならず、原因は別のところにあるのではないかと思い始めていた。
そんなときに見つけた、音だけでなく振動や光で起こす目覚まし時計のおかげで、この問題を改善することができた。
3つの方法で目覚められる
GDT HIKARIDE 税込4980円
撮影:森亮太
「HIKARIDE」は、音だけでなく光や振動で起きることができる目覚まし時計だ。
音だけのモードや光と音、振動と音、光だけ、音だけなどのモードがあり、自分に合った起床方法で目覚めることができる。
撮影:森亮太
モードは右下のスイッチで切り替えられる。
写真の状態だと音と光で起こすモードになっている。
撮影:森亮太
音を消して光だけで目覚めたい場合は本体右側面のボタンを長押しすると消音できる。
隣室との間の壁が薄い場合や、同居人を音で起こしたくない場合はこの消音モードが役に立つだろう。
強力な光でバッチリ目覚められた
撮影:森亮太
光の強さは10段階で調節できる。
写真は最大の明るさになっており、肉眼で見るとかなり明るい。
最初は光で本当に目覚められるのだろうかと不安に思っていたが、試してみたところ、熟睡した状態であってもすっきり目覚めることができた。
光の色調は暖色系の色なので、蛍光灯などの室内灯と比べると目が痛くなる感覚も少なく感じた。
撮影:森亮太
本体上部の「SET/SNOOZE」と表示されているボタンを押せばライトを点灯することができ、常夜灯や間接照明としても使用できる。
撮影:森亮太
また、この目覚まし時計はアラームが鳴る前から明かりを段階的に点けることが可能で、アラームの時刻設定を行う際に、何分前から明かりを点け始めるかを選択できる。
写真の表示だと20分前から明かりが点灯する設定だ。
急に音が鳴るアラームだとその音に驚いて反射的にアラームを止めてしまっていたが、段階的に明るくなるとそうしたストレスも少なく感じた。
また、「無理やり起こされた」というよりも「自然に起きた」により近い感覚で目覚めることができるので、起床後も気分が良い。
日の出の時間は季節によって変動するが、この時計なら一定の時間に点灯することができるので、睡眠と起床のリズムも作りやすいと感じた。
本体右側面のボタンを短く押せば、時刻表示を消すこともできるので、真っ暗な状態で眠りたい人にも使いやすいだろう。
振動はかなり強力
撮影:森亮太
振動のモードを使用する際は、枕の下に入れて使う。
振動の強さは選択できないが、スマートフォンの振動よりも強く、アラーム音と共に頭が強く揺れるのでしっかりと起きることができた。
しかしながら揺れた際の衝撃があまりに強く、気持ちの良い目覚めとはいえなかった。
毎日ではなく、絶対に寝坊できない朝などのここぞというときに使用すると役立ってくれる機能だと感じた。
「もしも」に備えた設定
撮影:森亮太
左側面には起床時刻設定のボタンがあり、起床時刻を2つ設定することができる。
撮影:森亮太
給電は本体右側面のUSB type-Cの給電ポートと、本体裏面の乾電池から行う。
USB type-Cのケーブルは付属するが、単四電池は付属しないので注意が必要だ。
乾電池からの給電はUSB type-Cケーブルが抜けてしまった際の予備電源として必要らしく、乾電池を入れていないと時計が止まってしまうため、なるべく乾電池は入れておきたいところ。
給電用のUSB type-Cポートの下にはUSB type-Aのポートがあり、ここにケーブルを挿せばスマートフォンの充電などにも使えるようになっている。
枕元のコンセントや充電器の数には限りがあるので、このポートはうれしいポイントだ。
「気持ちよく起きられる条件」を探る
撮影:森亮太
人によって、就寝環境や体質はさまざまだ。
この目覚まし時計は、光・振動・音のそれぞれのモードで使うことができるので、それぞれを試してみることで「自分が気持ちよく起きることができる条件」を探ることができるアイテムだと感じた。
ついついスマホのアラーム機能に頼ってしまいがちな目覚ましを見直すことで、自分の目覚め方の正解を知ることができた。